西宮市甲子園口の内科、糖尿病内科、リハビリテーション科の「林医院」

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糖尿病インスリンポンプ

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インスリン療法について

 15年前は糖尿病でインスリン注射をしている人は内服薬と併用をすることができませんでした。このため多くの重症の患者様は1日3回以上インスリン注射をする“強化インスリン療法”をされていました。この方法では低血糖のリスクや、体重増加を避けるためのインスリン用量調節が難しく、期待した血糖コントロールを得る事が困難でした。

 10年前より内服薬とインスリン注射の併用療法が可能となり、随分とインスリン患者が過ごしやすい時代になってきています。最近ではGLP-1受容体作動薬といった新しい注射製剤が発売され、インスリン注射の併用が注目されはじめています。朝の注射だけで、内服もなく重症患者がコントロール出来ることもあります。

 インスリン注射の選択肢が増え、まさにテーラード治療の幕開けです。
林医院では最新のインスリ治療法を選択していただけるようにしています。

 ここでは、簡単なインスリンの最新治療についてご紹介します。

① SAP療法:Sensor Augmented Pump

 パーソナルCGM機能を搭載したインスリンポンプです。血糖をリアルタイムにモニターしながらインスリンポンプで自動的にインスリンを注射します。自己負担額が高額になるため、1型糖尿病の患者さんなどに適応は限られてきます。


② BOT療法:Basal Supported Oral Therapy

 経口薬を服用しながら基礎インスリンを追加する方法です。インスリンの回数が1回で済み、安定した血糖コントロールが得られます。最近の主流になっています。


③ BGT療法:Basal Supported GLP-1 Therapy

 今年海外のガイドラインに登場した新しい治療法です。インスリンとGLP-1受容体作動薬を朝に1回ずつ注射します。効果のある方ではインスリンの頻回注射から離脱できます。低血糖回数が減りすぐれた治療法ですが、効果がでない場合もある為、導入には注意が必要です。


④ 強化インスリン療法

 古典的な治療法ですが、非常にシンプルで優れた治療法です。 カーボカウント法やスライディングスケール法といったインスリン治療スキルを併用して低血糖などおこさないようにコントロールすることが重要です。


 他にも沢山の治療方法があり、個人の生活スタイルにあったインスリン治療を選択できる時代になりました。

 限られた選択肢で病気と戦っていた昔を思うと、隔世の念があります。