インスリンポンプ療法とは

メドトロニック社製
インスリンポンプ
インスリンポンプ
林医院ではインスリンポンプ療法(CSII)を外来で導入することも可能です。
インスリンポンプ療法とは、携帯電話程の小型機器を用いて、インスリンを皮下に24時間持続的に注入する治療法です。皮下に留置された細いチューブとカニューレ(柔らかい管のようなもの)を通してインスリンを注入します。もちろん注入するインスリンの量は、ご自身で変えることが出来ます。
従来のインスリン療法で血糖コントロールが難しかったり、血糖コントロールをよりよくしたい場合、あるいは生活の自由度(QOL)を高めたい場合などに有効と考えられています。魅力的なポイントは、2~3日に1回の注射なので注射回数を減らすことが出来ることです。また食事の内容・運動をする際など、患者さんのライフスタイルに柔軟に対応出来るようになっていることです。時間帯に合わせてインスリン注入量が変わるようにプログラムする機能を使えば、例えば睡眠中に低血糖を起こしやすい人はその時間帯は注入量を減らし、早朝に高血糖になりやすい人はその時間帯の注入量を増やすなどして対応することが可能です。